○写真は左からお太鼓正面、前の柄、アップ、裏地です。
お品ものについて | |
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仕様 | オリジナル |
詳細 |
しなやかで張りをもつ未使用保管品の葛布(くずふ)の生地をを名古屋帯にお仕立て替えしました。 葛布は科布や藤布と同じように縄文時代から日本各地で織られたきた原始布のひとつで、 絹のような光沢感をもつ織り地の美しさから平安貴族の装束にも用いられていました。 その原料には「クズ」という植物の蔓が用いられていますが、質の良いクズの蔓は数が少なく、採集から糸づくりまでたいへんな労力が必要とされます。 こちらは葛布の生産地である静岡県の掛川でつくられたもので、緯糸(よこいと)に葛糸、経糸(たていと)に木綿糸が用いられています。 凹凸のある太い節糸や鈍い光沢感をもつ生地感が美しく、 丹念な手仕事でつくられた布地がもつ 凛とした気品が感じられます。 白と青藤色の縞文様が自然の葛布の色をさらに引き立てて、涼やかで粋な趣きです。 透け感の少ない生地なので単衣にも合わせやすく、さまざまなお着物に映えそうなお色柄で、長く重宝いただけるでしょう。 ●お薦めのシーン : 観劇や美術鑑賞、ご友人とのお食事やお買いもの、お稽古、近所にお散歩など ●お薦めの季節 :初夏~初秋 ※色名は「日本の伝統色 和色大辞典」を参考にしています。 |
生地の状態 | 良好です。(未使用保管品です。) |
素材:表地 | 葛糸、木綿糸 |
素材:裏地 | 葛糸、木綿糸(表地と同じです。) |
巾 | 8寸2分(31.1cm) |
長さ | 9尺8寸(371.2cm) |
柄行き | 全通柄 |
商品番号 | HOH-2505-063 |